舌下免疫療法

方針イメージ

 

スギ花粉症とダニ(ハウスダスト)の舌下免疫療法について
•アレルギー性鼻炎で、かつ、アレルゲン(鼻水・鼻づまりなどの症状を引き起こす原因)がダニまたはスギの患者様を対象として、舌下免疫療法を行っております。
•スギ(花粉症)の舌下免疫療法は2014年から、ダニの舌下免疫療法は2015年から保険適応になりました。お薬を初めて服用する方は、血液検査を受けて、ダニまたはスギによる鼻炎であることを確認する必要があります。速効性はありませんが、症状があってもなくても、数年間にわたり毎日継続して服用することで、症状を抑えることができ、服薬された方の8割程度に効果が期待されています。

2017年12月からダニの舌下免疫療法が、2018年6月末からはスギの舌下免疫療法が5歳以上のお子さんでも適応になりました。適応拡大を受けて、当院でもお父様お母様を含めたくさんの方がこの治療を選択されています。
2024年1月現在まで、ダニ舌下免疫は500名以上の方が、スギ舌下免疫は200名以上の方が行ってきました。対症療法では症状のコントロールはできますが治癒は期待できません。病気の期間が短いうちに始めることで、病気の自然歴を変える可能性がある治療です。小児では合併することが多い喘息のコントロールを行いながら、アレルギー性結膜炎とアトピー性皮膚炎のコントロールを行いながら、まずは3年間継続できるように診てまいります。

•ご希望の方は外来でお問い合わせください。保険診療ですので、治療費は従来の対症療法と変わりません。以下のHPもご参照ください。